亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
被災された方々の一日も早いご回復、そして町の復興をお祈り申し上げます。

お陰さまをもちまして、舞踊協会公演無事に幕を下ろす事が出来ました。ご来場の皆様、誠に有難うございました。「鞘当」は芝居の一場面にて、不慣れではございましたが、坂東三津五郎丈直々のご指導を頂き、良い勉強をさせて頂きました。
節分もいつの間にか過ぎ、２月もあとわずかながら、庭の沈丁花も固い蕾のまま、春が待ち遠しい事です。

花柳寿美師の曙会（パリ日本文化会館）観劇をかね２年ぶりのパリ、そして一人旅。
オペラ座でのジュリアスシーザー、シルクディヴェールのサーカス、ジャズバー、楽譜屋、老舗や新しいビストロを巡ってあっという間の５日間。
羽田発着の深夜便にて時差もスムーズに乗り越える。特に帰りの飛行機が羽田にランディング７時、帰宅８時という驚くべき短かさ！これは便利としか言いようがない。
さて、散歩の途中で通りかかったシャトレー劇場。平成９年の歌舞伎公演、京屋・天王寺屋さんの「二人椀久」が鮮やかに思い出される。もはやこの世にいない天王寺屋さん、そして休演中の京屋さん。淋しい。

明けましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願いいたします。

慌ただしい三年間が過ぎ去り、新たな思いで新年を迎えました。

月刊誌「日本舞踊」での半年間の連載が始まり、新春舞踊大会では五日夜の部で珠太郎が「外記猿」、八日夜の部で詠佳が「流星」を踊ります。

二月の協会公演では十九日夜の部で「鞘当」の名古屋山三を演じる事となり、担当の坂東三津五郎丈より年末にお振りを頂いております。

正月気分に浸る間もなく踊りに邁進させて頂く仕合わせを大変有り難く思っております。それでは、皆様にとって新しい年がより良いものとなります事、心よりお祈りいたします。

早くも晩秋、紅葉、そして枯葉の季節です。
初めてのシャンソニエ出演で、最初に「枯葉」を歌いました。音大時代の学園祭、模擬店のライブで歌って以来の曲、なんとか全６曲を消化したものの、久々の大緊張、お付き合い頂いたお客様のご寛容にひたすら感謝です。有難うございました。
流儀の大事を終え、束の間の解放感（？）にて歌の初体験をし、「小さな村の小さなダンサー」「約束の葡萄畑」「シングルマン」といった文化村系映画に浸り、円形劇場の戸田恵子「今の私をカバンに詰めて」でオフブロードウェイ・ミュージカルを久々に体感、バレエフェスで友人・江藤の新振付、また下村由理恵カルメンに感動しました。
少し余所を見て回り、ようやく日舞の世界に落ち着いております。来年早々の新春舞踊大会にはうちから、詠佳、珠太郎が出演いたしますので、年末年始なく稽古が続きます。
家の山茶花が今年は何時になくたくさん花をつけています。博多のキャナルもすっかりクリスマスです。